五感と、我が唯一の望み

先日、移動時間の合間に国立新美術館で「貴婦人と一角獣」展を鑑賞。

フランスの至宝、パリのクリュニー中世美術館の至宝「貴婦人と一角獣」の6面1組のタペストリーが奇跡の初来日とのこと。美術館のキャッチどおり、うっとりしました。

西暦1500年頃に制作されたと言われる6面のタペストリーは、それぞれ「触覚」「味覚」「嗅覚」「聴覚」「視覚」と人間の五感を表すとされ、最後の1面「我が唯一の望み」の意味については、「第六感」「心」等、解釈が分かれているとのことです。

ところで、絵画において「視覚」以外の、「触覚」「味覚」「嗅覚」「聴覚」を暗示する、というのは、現代においても、おもしろい試みではないかと思います。

商標についても、五感ブランディングと、視覚以外にも関心が払われるようになったのは比較的最近のことといえます。日本でも、「嗅覚」については、匂い(香り)の商標、「聴覚」については、音の商標(サウンドロゴ)が次回の商標法改正で導入されると考えられます。「触覚」「味覚」については、商標として保護する必要があるかは要検討ですが、人間の感覚としては等しく重要なことだけは確かですね。

ところで、6面目の「我が唯一の望み」(天幕上にその文字が入っている)は、やはり、最愛の人、を意味するのではないかな、と私は思います。

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知財仲間と高知、松山ツアー

徳島の弁護士、N先生の事務所のお世話になり、今年で3回目の知財仲間四国ツアーへ。

8月11日(土)

東京組は羽田で待ち合わせて高知龍馬空港へ。空港にも龍馬の名前が。空港で四国組と合流し、車4台で高知市内へ。昨年、阿波踊りに参加したように、今年のメインの目的は高知のよさこい祭りへの参加。

「土佐の高知のはりまや橋で 坊さんかんざし買うを見た よさこい よさこい」

この歌は、小学校の盆踊りで習ったのか、なぜか知っている。「よさこい」とは「夜に来い」という意味らしい。

よさこい踊りは、この節をどこかに使った音楽と、鳴子という、いわばカスタネットみたいな、鳴り物を使うこと以外制約はなく、衣装はなんでもあり、というかんじ。踊りのグループは自分たちの楽団が上に乗った派手なトラックを従えて次々に登場して踊る。こういう方式は見たことがなく、国内でも見聞していないことは、まだまだありそうだと感じた。

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すごい混雑の中、N先生が見つけてきたお店の広い座敷で昼食。まず今回最初の鰹のたたきを堪能。早くも生ビールで乾杯!

ところで頻繁に目にするでっかいキリンビールの広告に「たっすいがは、いかん」とある。「たっすいが」ってなに??N先生の解説では「つまらんことは言うな」。飲みながら、つまらんことを言うな、ってのは、なるほどである。ネットで見たところでは、「薄いビールはいかん」という解説があり、濃いビールであることをアピールしているとも解釈できるが、両方の意味を掛けているのかも。

(試しに「たっすい」という称呼で商標を検索してみると「達粋」という字で1件登録があった。「達粋」というのは阿波弁で「ばからしい」という意味らしく阿波踊りの達粋連という連があるという。)

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それから、よさこい踊りの体験となったが、上に紙のハッピをはおって鳴子を持つだけの簡略な装束。体育館で何回か振りを練習してから本番。この間、体育館が蒸し風呂状態で、たまらんぜよ、ってかんじで、われわれサボり組は集合時間まで体育館を抜け出して高知城見物へ。しかし、こちらも天守閣まで上るのが、運動不足の身にはとってもたいへんでした。

われわれ寄せ集め隊の踊りの先頭には、高知市のマスコットの龍馬キャラクターの着ぐるみさんが。この龍馬キャラクター、「坂本龍馬」の文字とともに商標出願したところ、歴史上の人物名が含まれていることから、商標法4条1項7号(公序良俗違反)により、特定人に独占させるべきではないとして、審判で拒絶されている(不服2011-928)。この審決は商標法の講義で取り上げたが、坂本龍馬にゆかりのある高知市が出願人になっていても7号違反とすべきかどうかはさておき、登録したとしても権利は「坂本龍馬」の文字にはなく、要部とみられる龍馬キャラクターにあるとみれば実害はないと思われる。

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踊りは何回かノルマがあったらしいが、われわれは一回で満足とリタイア。大汗を流すべく宿へ。今宵の宿は三翠園という由緒ある門構えの旅館で天然温泉である。

その夜は得月楼という料亭で同日2回目の鰹のたたき、ほかの土佐料理を堪能。

Img_02141得月楼は、宮尾登美子の小説「陽暉楼」の舞台となったお店。座敷に初版本が飾ってあり、「陽暉楼」というお酒もある。

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昼も夜も、N先生の粋な差配に感謝!

帰りに、「がっかりスポット」だという、はりまや橋を通る。小さい橋!

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8月12日(日)

まずテレビドラマの龍馬で有名になった桂浜へ。坂本龍馬のでっかい銅像が立っている。桂浜で私も「世界はでっかいぞお~」なんて叫んでみたかったが、一応団体行動であるのと、好天の浜は焦げそうに暑くて、そういう感傷に浸ることはできなかった。ちょっと残念。坂本龍馬記念館を見学。以前、京都で大盛況の龍馬展を見ていたので、さほどの感慨はなかったが、建物から見下ろす海辺が美しかった。

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その後、西島園芸団地で、フルーツとトマトカレーのランチ。ここは温室の中に様々な植物が心地よい。(トイレがスイカ型)

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さて、いよいよ本日のメイン、吉野川、大歩危のラフティングへ。ラフティングは初体験だったが、まるで運動音痴の私は大いに不安で、更にインストラクターの、万一の時の注意事項を聞いているうちに、これはやばいとすっかり逃げ腰になっていた。なにしろ、ボートから落ちた時の注意事項ばっかりで、落っこちることが前提みたいな説明だったからである。しかし、ここまで来て引き下がるわけにはいかない(っていうか、すっかり、アンダーウエア、ライフジャケット、ヘルメットを着込んでからだったし)、ここで止めたら一生体験しないだろうし(実際、もう一回やるか、と聞かれたらノーと思う)、ぜひ皆と体験をともにしたいと思ったからである。(果たして、ディナーではラフティングの笑い話ー掛け声ばっかりで漕いでないヤツ、わざと落っこちたと思っていたらマジ焦っていたヤツ、などなどーで大いに盛り上がった。)

果たして急流でボートから振り落とされたでしょうか?!(写真は最後の難所の激流ポイント)

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というと無事でした。後からわかったのは、かえって自信がある人がボートから乗り出しすぎて落っこちるケースが多いらしく、臆病に中の方にしがみついていれば(それは私)だいじょうぶなようである。とはいえ、難所通過時のアップダウンはジェットコースターより迫力満点だった。

びしょ濡れになって終了、松山市へ向かう。ドライブ途中、夕日を背に重なる大きな山々のシルエットが美しく、これは関東の方では見られない光景だと思う。

今宵のディナーはフレンチ、とのことで、お召し替えなどしたかったところ、松山市への到着がギリギリで時間がない、ということで、ホテルからすぐにディナーへ向かう。レストラン門田では、地元の素材を生かした味(またもや鰹など)が楽しめた。この2日間で、鰹は当分食べたくない、くらいに堪能できた。

8月13日(月)

朝一に、ホテル目の前の萬翠荘(旧松山藩主の子孫の別邸)と坂の上の雲ミュージアムを見学。

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その後、なつかしい路面電車に乗って道後温泉で一休み。以前に弁理士会の松山セミナーの際に訪れたことがあるが、座敷でまったりできるのがよい。(「千と千尋の神隠し」のモデルとなったという建物)

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ということで、今回も盛りだくさんの三日間で四国を堪能することができた。

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キュウリビズ、クールベジ

暑さには強い私なので、大汗をかける猛暑の季節は好きなのだが、そんな季節に身体を冷やす、ということで、キュウリがよいらしい。地下鉄の広告で、タライいっぱいに入れた冷たそうなキュウリに「キュウリビズ」の表示。「丸R」が付いているので、ああ登録商標なのか、と知る。

商標権者: 全国農業協同組合連合会

登録第5031752号「キュウリビズ」(標準文字)

第31類「きゅうり」

登録第5113142号「キュウリビズ」(標準文字)

第29類「きゅうりを使用した冷凍野菜,きゅうりの漬物,きゅうりを原料とした加工野菜 」

一方、「クールベジ」というのは、「キュウビズ」と語感の似た語であるが、「クールベジタブル」の略だそうである。農林水産省が以下のとおりキャンペーンを行っている。(同省ホームページより)

 

農林水産省では、夏秋野菜のさらなる消費拡大をめざして「冷房ほどほど クールベジ」をテーマにした取り組みを進めています。「クールベジ」とは「クールベジタブル」の略で、「野菜料理で涼しくなろう」というメッセージが込められています。

下記商品については登録商標がある。

登録第5191738号「クルベジ\COOL VEGE 」

第31類「野菜」ほか

登録第5315960号 「クールベジ\COOL VEGE」

第29類「加工野菜及び加工果実」ほか

*後者の商標権者、味の素株式会社ホームページに「クールベジ」「ウォームベジ」を説明しつつ「登録商標」と表示。

ところで、わが家のベランダで、家人が手掛けたキュウリ第一号が実りました!

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アルコール「FREE」商標

ビール好きの家人が車の運転前であると仕方なく飲むのがアルコールフリーのビール風味飲料。

「どこの『FREE』が一番おいしいの?」と聞いて、「ん?、『FREE』って一般名称なわけ?」と不思議に思い見てみると・・・

ノンアルコール・ビールというのは、「アルコール分を含まないビール風味の清涼飲料」などの表示により、商品としては「清涼飲料」に含まれる。「アルコール分を1%未満含有してなる清涼飲料」から進化した商品といえるが、当時「ノンアルコールビール」と言っていたのを、「アルコール0%」の意味で、従前の「ノンアルコール」と差別化するために「アルコールフリー」という語が定着したように思われる。

以下が各社の「FREE」商品及び出願・登録商標である。

beerアサヒ スタイルフリー

beerキリンフリー

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(商願2011-17540)

beerサッポロ プレミアムアルコールフリー

beerサントリー オールフリー

「ALL FREE\オールフリー 」(登録第5383221号)

ところで、「フリー\FREE 」単独については、雪印メグミルク株式会社が2003年に、「ビール、清涼飲料」等について商標登録している(登録第4676078号)。「FREE」単独では品質表示とは言えないが、アルコールフリーのビールに表示している場合は、顕著に表示していても、アルコールフリーの意味で表示する意図といえる。

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忙しかった~

先週の三連休から、なんだか忙しかった。

前夜、2月10日(木)

連休前だが、明日も仕事、ということで、あまり遅くはなれない友人と、ちょうどよく予定が合って、この頃気に入りのイタリアンへ。その前に、大学院の講義関係の書類作成など、大急ぎでとりまとめて、とりあえずは休日前に心置きなくワインを楽しむ。

2月11日(金、祝)

大学院の入試面接の試験官。雪の中、遅刻するわけにいかないので、早めに出勤。夕方終了。雪がどんどん降ってくるので、まっすぐ帰る。

2月12日(土)

足の踏み場もない書斎を片付けるなど、久しぶりに家事の日。

2月13日(日)

知財講座の講師。湘南方面に出かける。幸い好天。受講者は6名と少人数ながら、なかなか活発に発言される方々で、こちらも刺激を受ける。

帰り、今週は毎日のように会食なことに気づき、カット・カラーをしておこうと行きつけの美容院へ。ところが、担当だった男性店長が先月急に辞めてしまったと聞き、ショック。カットがうまいと気に入っていたのに、私に何の断りもなく、、(なんて不遜か)。仕方ないので、とりあえずカラーだけにする。

2月14日(月)

今日はバレンタインなので、一応デパートにチョコを買いに行く(昔ほどの情熱は全くなくなったが)。事務所の男性用と夫用と。女性用に隣で売っていた「堂島ロール」を買ってみた。クリームがさっぱりしててウマイ!

夜、同じ女性仕業同士、税理士の知人に麻布台のフレンチを紹介してもらう。ソムリエがイケメン♪ワイン好きの友人にメールで知らせたら、ソウル大学准教授みたいな知的な風貌だと。確かにワインの説明が講義のよう(に長かった)。

2月15日(火)

午後、弁理士会委員会へ。副委員長をしている委員会なので、とりまとめに真面目に出席する。年々弁理士の数が増えるにつけ、委員会は各小委員会に分けられて、きっちり課題をこなすようになり、ひと昔前みたいに、全体でなんとなく議論するとか勉強会をするとか、といった牧歌的なかんじではなくなった。そこで、結果をとりまとめる副委員長(小委員会の委員長)が一番たいへんなことになる。委員長は(私も経験があるが)司会進行、小委員会の進捗状況の確認(副委員長がちゃっとやってるかチェック)をしていればよいので、かえって楽である。

夜は1月から続くピアノの連続演奏会。小規模な演奏会なので、いつもピアノの鍵盤が見える真ん前に陣取って鑑賞。帰りに中華。

2月16日(水)

午前中はクライアント先で訴訟関係の打ち合わせ。

午後は、金曜に弁理士の新人研修の講師をするので、講義で使うパワポを作成する。新人研修講師はもう何年もやっており、準備に時間もかけるので、今年限りで辞めようといつも思うが、新人弁理士に接する機会というのもなかなか楽しかったりするので、毎年また頼まれるとやっている。一日だけだし。しかし来年は不明かな。

夜は特許庁の商標懇談会のパーティーへ。商標仲間が多数出席。明日も飲み会なので早く帰ろうと思うに、駅が近くの女性弁理士と地元の和食やへ。彼女も夫の方が在宅で子供がないという点で境遇が似ているので、そんな共通の話で盛り上がる。

2月17日(木)

別の弁理士会委員会へ。この委員会は役職がないので気楽だが、あまりに出席率が悪いので年度末であるし、ということで。業界団体との意見交換会。

懇親会がセットされていたが、夜の約束があるので、合間の時間にサントリー美術館、「マイセン磁器の300年」展へ。3年前にベルリンで国際会議があったときに友人とマイセンに寄って工房を見学した。青の双剣を呼ばれるトレードマークは偽物を見分けるポイントになるようだが、その時このマークのみをあしらったシンプルな花瓶を買ってきた。

このマークの登録商標は以下のとおり。

4062913_2商標登録第4062913号

第21類 食器類、花瓶ほか

出願人: シュタットリッヘ、ポルツェラン、マヌファクトゥア、マイセン、ゲゼルシャフト、ミット、ベシュレンクテル、ハフツング

夜は社会人学生と会食。私の講義の懇親会幹事をしてくれた学生の慰労会。野菜食堂というお店で野菜料理が充実しているのと、ワインが1500円で多種類、2時間飲み放題!

2月18日(金)

新人研修講師の日。午前、講義内容を確認しようと思ったが、休日前に仕事を完了させるのに忙しく、そのあと、パワポの資料を大急ぎで追加して、弁理士会へ。

講義はけっこうノリよく、グループディスカッションも楽しくできたし、質問も出たし、最後に拍手もしていただいたし(これ、うれしい)、気分よく終了。

夜の約束までちょっと時間が空いたので、自分にお疲れさん、ということで、実に久々にネイルサロンに行き、フットケア。なんだか疲れ気味のところ(飲み過ぎもあるが)少し元気になる。

今日の会食は西麻布の「予約の取れない」イタリアンで、大手法律事務所の極めて優秀な女性弁護士・弁理士と。しかし、話の中味はフツーの女子会である。

2月19日(土)

大学院の研究発表会で、10時から18時半まで審査。さすがに疲れる。

そのあと、研究室の学生と懇親会。発表が終わった2年生、お疲れさん!毎年のことだが、1年間一緒にやってきた学生が卒業していくのは一抹寂しい。今年は特に陽気で楽しい学生に囲まれて先生もハッピーだった。来年度の1年生とも、考えてみればもう何回か懇親会しており(懇親会、多し!)、楽しくやってるわけですが。

2月20日(日)

今週末は何の締め切り原稿も書類もなく、今日はのんびり!コーヒーを飲みつつ、久々にブログに日記を付けている次第。

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ルンバ(Roomba)

今週末は3ヵ月ぶりくらいで何の締切もなく(正確に言えば、細かな締切はあるものの)休養モード。休養モードというのは、イコール家事モード。で、ちょっと前にアマゾンで注文しておいたアイロボット社のお掃除ロボット「ルンバ」の梱包を開けて始動してみる。

お掃除ロボットについては、出始めの頃から注目していたものの、当初は2、30万していたので、高い!最近、そこそこの値段に落ちてきたことは知っていたが、色が黒、グレー、白しかなかったようで、家電量販店で見ても、かわいくない。部屋を動き回るのであれば、目に心地よい色でなくてはねー、と色が付いたモデル待ち。で、今回ピンク(ピンクリボン活動協賛モデル)が出ていて、上品なピンクだったので、買い。

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掃除の完璧度については、あまり期待していなかったが、細いブラシが回転して隅まで掻きだすので、以外にグー。動いてる姿もかわゆく、しばらく見守ってから買い物に出かけ、帰ったら充電器のところに、ちゃんと戻ってるので、これもかわゆい。充電切れそうになったら、充電器までの距離を見越して戻るのかなー、なんか、ウルトラマンみたいねー、なんて。

ということで、お掃除は嫌いじゃないけど、貴重な休日をお掃除ではねー、というのと、掃除機をかける、というのは、けっこうな人間エネルギーを使うことを考えると、なかなかの満足度であります。

ところで、「ルンバ」というネーミング、てっきり踊りのルンバ(rumba)と思いきや、英語の商標は「Roomba」。「rumba」(軽快に動く?)と「room」(のお掃除)からの造語かな?

「ピポピポポン」みたいに聞こえる起動音もかわゆく、これを広告で使えば(来年以降、導入される予定の)音の商標としてもいけるかも。ありきたりといえば、ありきたりの音列かもしれないが、響きがとてもよく耳に心地よい。

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夏の一週間

先週日曜は、妹、夫とバレエ鑑賞。パリオペラ座のニコラ・ル・リッシュのボレロがメインの東京バレエ団(ゆうぽうと)。ほんとうはダンサーの名前はすぐ忘れてしまう、どころか、演目も、前回見たのは「白鳥の湖」だったか、「ジゼル」だったか、というくらいで、バレエ通の妹にばかにされるので、一応書き留めておく次第。しかし、ボレロはダンサーによって雰囲気が全く違う。今回のはフェロモン系のボレロだね、に妹も同意。

月火水はまじめに仕事。+学生のレポート採点。

木曜は花火大会に行った、のではなくて、事務所のビルの屋上から鑑賞(ちょっと遠いけど)。近年花火は混雑した現地にはめったに行かない。若い時は実にいろんなとこに行ったっけ。ちょうど前日にメールが入った友人に見に来ない?と誘ったところ、メールを出しまくっての速攻アレンジが大得意の彼女が、他の友人も誘って、結局6人で鑑賞→飲み会。いろんな話で爆笑した中、フライトのチケットを忘れたとか、のドジ話でも盛り上がったが、人のそういう話を聞くと、いろんな平行処理で備忘メモが手放せない自分はちょっと安心する。また、陽気な友人は英語塾の講師だが、6時間ぶっ続けの授業を(胃が弱いので)飲まず食わずでやる、というのは驚いた。私は喉がかわく+何も食べてないと血糖値低下~で、ろれつがまわらなくなりそうで、続けての講義は3時間が限度なので。

金曜は期限ものの仕事は気になったものの、友人のママ宅のホームパーティーへ。メインは彼女のママに久しぶりにお会いできるというので。友人ママは未だにオトコの話が大好きなかわいい女性。そのママに「最近オトコはどうなの?まだ女っぽいからもったいないわ」と言われ、ムフフ、ではあるものの、現実は仕事や雑務で忙しくて、オトコってどころじゃないんですよ~

土曜は、親戚一家を招いての、またまた花火を自宅から鑑賞→飲み会。7才の女の子がワインを皆についで回ってくれるのが実にかわゆいし、かつ便利。彼女のママは、その弟ともどもの子育てで疲れてるみたいだけど。

てなかんじで楽しい週末のあとの明日からの仕事、9月からの授業の準備のことなんかを考えると夏の終わりが近づいているのが、寂しい&ど~しよう、、というかんじ。

しかし、今日は三連チャンのあとで仕事モードにはならないので、たまっている録画の中から映画「ココ・シャネル」を見る。老年のシャネルを演じているのがシャーリー・マクレーンだったとは、最後の出演者紹介までわからなかった。彼女の精神世界についての著書「アウト・オン・ア・リム」(Out on a Limb)を若い時に読んで、詳細は忘れたが、感銘を受けたのを覚えている。

回想シーンで、シャネルがロゴマークを考えるシーンがあるが、大きく「CC」と書いた紙を「C」と「C」で二つに切り、一つを裏返して重ねて、真ん中の重なった部分の幅を調整していた。この「CC」を背中合わせにして重ねたロゴが、今日、不可侵の著名商標となっているわけである。

シャネルは老年まで仕事を続けたようだが、好きな仕事であれば、理解者、協力者がいてくれて生涯現役を貫ければ(引退して余生を送るより)幸せに思える。こういう映画を見ると、仕事に対する意欲もまたわいてくるというもの。

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オマケ商法

日経夕刊(11月20日)「発見エコノウエーブ、不況だからこそ」に、オマケを付けることで売れる雑誌や食品について紹介していた。確かに女性ファッション誌の最近のオマケ攻勢はすごく、普段読まない雑誌でも、ふと買いたくなるエコバッグなどが付いていたり。しかし本体を欲しくなにのにオマケ目当てに買う、ってどうなんでしょうか。

しかし本体とオマケの需要者が一致する例として、日清食品の「機動戦士ガンダム」のプラモデル付きカップめんが売れており、ガンダム好き世代とカップめんの主な消費者が一致した、とのこと。なるほどね。意外な需要者の一致ポイントを見つければ、意外な需要を掘り起こせるというもの。

それで思い出すのは、商標の力王事件というのがあり、出所混同のおそれについて2事例あるうち、1例について混同のおそれが認められたのが、地下足袋(力王は地下足袋について周知商標)とラーメン店の需要者。こじつけのようでもあるが、地下足袋の需要者はラーメンを食べにいく、ということで。

ところで、オマケは無償だし本体の付属品だから、商標法の商品ではなく、他人の商標と同一又は類似の商標が付いていても商標権侵害とならないでしょうか?昨今のオマケは需要者にとってそれ自体が価値を持ち、本体よりもむしろオマケを目当てに買うというのであれば、また、本体の価格にオマケの価格も含まれていると考えれば、商品性は否定されないと考えられます。

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空目

先週、仕事の文書で「身」を「見」と誤記していたのを発見した。注意深いアシスタントも見逃していた。単語の中に埋まっていると、う~ん、これは外観類似かも。

日経土曜版(5月23日)の記事(福光恵「コトバの鏡」)で「空目」(そらめ)を取り上げていて、「空耳」(そらみみ)というのは(昔、タモリの「空耳アワー」というコーナーがあり)知っていたが、こういう言葉もあったのか。

何人もが目を皿にしてチェックしても、なぜか誤植が発生する。

わかる、わかる。

仕事以外でも自分に都合のよい思い込み。先日、「お酢を飲んでメタボ解消」という広告文を、「おを飲んでメタボ解消」と誤読。「ムフフ、だったらいいな~」と中身を読んで気づく。

今日は、「脳を鍛えるには運動しかない!」という本の紹介をちらっと見て、「脳を鍛えるには運動しない!」と読み、これだよ、っと思ったり。

意外にも、「空目」も「空耳」も、広辞苑に載っている、れっきとした既存の日本語で、「空目」とは、

見えないのに見えたように思うこと。また、見あやまること。

で、「拾遺和歌集」の歌も。

空目をぞ君はみたらし川の水浅しや深しそれはわれかは

「空目」を利用した商標もおもしろいかもしれない。商標法改正で音の商標も保護されるようになれば、「空耳」もありかも。

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渋谷米

元ギャル社長が、農業が儲からないのは理不尽、と農業のブランド化を図っているというニュースをTVで聞いた。生産する米が「渋谷米」という。

「渋谷米」と聞いて、商標の専門ながら、新鮮な響きだと思った。早速チェックすると、しっかり商標の出願もされていた。標準文字での出願なので、識別力について真っ向勝負になる。商標法3条1項3号の産地表示に当たるかどうかについては、ワイキキ事件、GEORGIA事件最高裁判決で、産地として知られていなくても該当する、更に、現実に産地でなくても需要者が産地と認識すれば該当する、と判示されている。需要者の認識として、渋谷で米を生産しているわけがないとなれば、識別力あり、となるか。あるいは、マスコミで取り上げられていることによる周知化で、3条2項による登録は少なくとも可能かもしれない。

地名あるいは地域名+普通名称の商標についての相談は多い。自分が営業している地と、自分が扱っている商品を結合して、商標として使用している例が多いからである。取引者といっても、営業主体となる数からいえば、中小企業や個人事業が圧倒的に多いはずなので、一般の取引者、需要者の感覚を基準とすれば、商標の定義に識別力を入れるのには反対である。そういう取引者が、主観的には商標として使用している表示を、商標ではありません、と否定することになるからである。商標ではあるけれども、商標登録はできません、登録しなくても使用はできます、という説明の方が納得されるだろう。

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