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南場智子氏の「不格好経営」

同じ大学の出身ということで以前から注目していた南場智子さんの自伝ということで、夏休みの読書第一号としました。

考えてみれば当然のことながら、一番驚いたのは、DeNAが超優秀な人材の集まりであり、南場さんがこれと思う人を口説き落としてチームに引き入れてきたことである。職種にもよるかもしれないが、自分より優秀だと考えられる人を何人も引き入れた結果、統率できなくなるリスクがあると思うが、そんなことを恐れない胆力が感じられる。

あえて失敗談をいろいろと開示していただいているが、(私だったら)胃が痛くなるような大ストレスを乗り越えて来られたことがわかる。

南場さんは最初から経営者になるべく境遇が恵まれていたわけではなく、最初の第一歩は、大学で全学でひとりだけ留学できる奨学金をとるべく勉強に励んだことにあると思う。そこから、好成績⇒留学⇒就職試験での高評価(おそらく)⇒マッキンゼー⇒MBA取得、という、いわばエリートコースに乗ったが、最初は普通の女子大生。同じく普通の女子大生だった私は、大いに来し方を反省させられる。もっと、若い時に努力できたのではないかと。

知財関連では、大手からの資金提供の条件として、特許を侵害していないことのクリアランスを求められた際に、弁理士に断られたので、自分でやろうとしたのに驚いた。しかし、こういう場面でもし弁理士が依頼を引き受けた場合(私は商標専門なので、あくまで推測だが)きっちりと行うには、かなりの時間と費用がかかりそうである。また事業内容を一番わかっているのは本人なので、弁理士がそれを聞き取りして行うよりも効率はよいかもしれない。

エピソードでは、「ペーパータオル1枚で手は拭けます」に笑った。備品の節約の話なのだが、わが事務所でも、トイレにペーパータオルを置いているところ、こちらは節約というよりは、ペーパータオルを多く使うとゴミ箱がすぐにいっぱいになってしまう、ということがある。そこで、「私はペーパータオルは1枚で手が拭けるますよ」と言ったところ、事務所のパートナーが、「それって特技ですか?」

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