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ファッションウィーク

ブログのUPが遅いので、先々月の話になってしましますが、、

2012年1月31日、知財マネジメント論を教えているファッション大学院での毎年恒例の「ファッションウィーク」。講演会と修了生のファッションショーがセットされているので、時間が空いていれば楽しみに出かける。今回は、三宅一生氏、宇宙服の開発についてJAXAの山口孝夫氏、同じく宇宙服の開発もされているゴールドウィンの沼田喜四朗氏の講演があった。

三宅氏は理系のエンジニアと組まれて、幾何学的なパターンからなる服を開発されている(「A-POC」というプロジェクト)。平面に置いた状態から、つまみ上げると立体的な服になり、通常の服のように畳む必要がないという、特に私のような無精者には、うれしいデザインである。

「A-POC(エイ・ポック)」は、「A Piece Of Cloth(一枚の布)」と「Epoch(時代)」を合わせた造語。コンピュータ・テクノロジーを用い、一本の糸から一体成型で服をつくりだすこの製法は、衣服以外の分野へも広がる可能性をもっています。・・・(三宅デザイン事務所HPより)

「A-POC」は、もちろん商標登録されているのだが、三宅一生氏のデザインについて意匠登録はあまり見当たらない。有名なデザイナーのデザインが、それほど意匠登録されていない、ということが、この分野での意匠登録の利用率の低さを物語っている。このファッション大学院で教える材料として、デザイナーの意匠登録を検索してみての実感である。

意匠制度については、現在、意匠の国際登録制度であるヘーグ協定への加盟が検討されているが、ユーザーが、費用と手間がかかってもこれだけは登録しておこう、というのではなくて、幅広く登録できるような使い勝手のよい制度とする必要がある。(ということを、私も出席している弁理士会の意匠委員会でも悩ましく検討しているところである。)

宇宙服についてのお話も、普段聞ける話ではないのでたいへん興味深かったが、腕などの接合部分に技術的な困難性があるといった一方、宇宙飛行士は、テレビ映りを気にして、たいへんファッション性にうるさい、というのが、なるほどであった。そういえば、月面着陸時のダルマさんのようなイメージからは、かなりスリムになっているような印象がある。

ファッションショーは、私が教えた学生も含め、こんなに素敵なショーができるなんて、と、さすがファッションの専門校だけあって、主役の服のみならず、演出も含めたエンタテイメントとして感心する。以下のサイトに各デザイナーの作品が掲載されているが、山井梨沙さんの”invisible ornament”が、女の子の夢の実現、というかんじで、うっとりでした。

http://www.bfgu-bunka.ac.jp/fashion_week/repo_d104.html

今、NHKの朝ドラ「カーネーション」のおかげもあり、ファッションデザイナーが改めて注目されているように思う。特に小篠三姉妹は注目度が高いわけであるが、その下の世代の小篠ゆま氏のデザインを、デパートのミニファッションショーで見かけ、自分としても改めて注目した。

個人的には、仕事上も、プライベートでも、島田順子氏に注目している。将来こうなれればなあ、という、憧れの女性像であり、「49av.」は、今お気に入りのブランドである。

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